御池別邸のある烏丸御池周辺は、古くからの建物が多く残るエリアでとても風情があります。当店も築100年を超える『京町家』で、一部リノベーションはしていますがほとんど当時のまま残っています。
では日本全国に現存する『古民家』とはどう違うのでしょうか?
『京町家』とは、1950年以前に立てられた釘などを使っていない木造の家屋で、道に面した側にお店や仕事場がある建物のこと、『古民家』とはお店に限らず農家や武家屋敷なども総称して古い家屋のことを指すそうです。今回は店内に残る『京町家』の特徴をご覧いただきながら、ご紹介していきたいと思います♪
格子(こうし)
京都の街中を歩いているとよく見かける格子は、外からの光はたくさん入りますが表から中は見えにくくてgood☆ 昔は職業によって格子の角材の太さや間隔が違ったそうですよ。
一文瓦(いちもんがわら)
屋根瓦の一番下の部分が一直線に揃っているもので、外観をすっきり見せる効果があるそうです
瓦の端っこに注目してみたことがなかったので、私も新しい発見です!!
行燈(あんどん)
写真は鉄製ですが、障子や竹製のものもあるようです
黄色くやさしい明りは、夜になると京都の町並みをさらに演出してくれます✨
見世の間(みせのま)
入口にある部屋のことで、お客様に「見せる」スペースであることから「見世の間」と呼ぶようになったそう。当店でも入ってすぐのところで、ステキなお着物が皆様をお出迎えしております
網代天井(あじろてんじょう)
竹や葺などで編まれた柄はすごくおしゃれ♪
床の間や茶室に使われることが多いそうですが・・・店内のどこにあるのか探してみてください♪
梁(はり)
京町家の特徴でもある細長~い部屋。横向きに天井を支えている太い柱が梁!
ここは昔台所だった場所で、その名残として煙を逃がす為の高い天井と窓も残っています。
つくばい
昔はトイレの後に手を洗うためのものだったそうですが、今では町家の庭に必ずある演出アイテム☆彡
奥の間(おくのま)
一番奥にある座敷のことで、お客様をおもてなしするスペースでもあります。
刀や番傘などの小道具もご用意してますので、こちらでの写真撮影はスタッフ一押し!!
坪庭(つぼにわ)
いわゆるお庭ですが、大きな石、井戸、灯篭などがありこれぞ京町家の庭🍁
もうすぐ紅葉の葉も色づきますので、お楽しみに♪
『京町家』いかがでしたか?着物に着替えてすぐに出掛けるなんてもったいない!店内で写真を撮ったり、くつろいだり、ご自由にお過ごしください♪こちらで紹介した場所以外にも、新しい発見があるかも!!!